Vol. 12 「あの人はこういう人」って思っていませんか?
こんにちは!Spark Lab(スパークラボ)の稲場泰子です。
「あの人はこういう人」
「私はこういう人」
気づくとよく口にしていませんか?
世の中には色々な「占い」が出回っています。
最近私がやったのは、「もしもあなたが駅だったら」占い。
結果は、「マイナス評価は絶対にいや【新橋】タイプ」。
こういう「占い」をついついやってしまい、皆で盛り上がってしまうのも、
「こういう人」とラベルをつけてもらうと安心するから、かもしれません。
でも「こういう人」って
いつでも、どこでも、誰とでも、
変らないものなのでしょうか?
「こういう人」は「相手次第」
「個性」や「性格」は決まっているもので、
変わらないと思っていませんか?
例えば、「リンゴ」は「シャキッとした甘酸っぱいもの」で
それはいつも変らない、と。
でも、
リンゴはそのままかじるとシャキッと甘酸っぱい。
リンゴは煮るとトロトロに甘くなる。
何に接するかで全く別のものになりますよね。
私にはある友人がいます。
彼女はとても頭が良く、やる気があり、社交的で友達もたくさんいます。
私達はやりたい仕事が似ていて、意気投合して一緒に働き始めました。
しかし、そのうち、しょっちゅう衝突するようになりました。
彼女の指摘が癇にさわり、強い語調で言葉を返す自分を止められません。
彼女も私の言うことに引っかかり、感情をぶつけてきます。
あるとき、彼女と長い間親しくしている共通の知人に、
どのように彼女と接すれば良いか相談しました。
すると、相談した相手は驚いたことに、
「私はそんな態度を取る彼女は見たことがない」
というのです。
彼女の「嫌な面」を引き出していたのは私?
ちょっとショックを受けて気をつけてみました。
でも彼女との距離が近づけば近づくほど、
「自分が好きな自分らしい自分」でいることが難しくなり、
「自分が嫌いな嫌な自分」ばかり出てきてしまいます。
結局彼女とはお互いに疲れてしまい、距離を置くことになりました。
自分にとっての「こういう人」
ルミナ・スパークでは、
ストレスがかかったときにどのような傾向になるかを
「行きすぎた時」の状態として分析します。
私の場合、「議論がましくなる」という傾向があります。
色々な人に、どのような時に「行きすぎ」になるかを聞いてみると、
「苦手な相手と話すとき」という答えがよく返ってきます。
「それはそうだよね」
と思ってしまいがちですが、本当にそうなのでしょうか?
もちろん苦手な相手や場面は誰にでもあります。
相手に本当に悪意があることもあるでしょう。
しかし、嫌な相手は皆本当に「固定」で嫌な人なのでしょうか?
もしかして、相手の「嫌な」面を引き出しているのは、
自分自身かもしれません。
「嫌な面」をお互いに引き出し合ってしまう関係性もあれば、
「良い面」をお互いに引き出し合う関係性もあります。
自分を「こういう人」にしているのは相手。
でも、その相手を「こういう人」にしているのは自分かもしれない。
人はお互いに影響しあっています。
あなたは相手の何を引き出していますか?
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