使い道によって見方を変える
以前の記事「ルミナスパークとは」 で以下のようにご紹介しました。
ルミナスパークは
4つのカラー
8つのアスペクト24のクオリティ― で
あなたの強みに焦点をあてたパーソナリティーが表現されます。
今日は、なぜこの3種類があるのか、
そして、どのように3種類を使い分けるのか、
についてお伝えします。
「4」:相手を知るにはまず大まかに
ルミナスパークでは、4つの「カラー」が一番大きなくくりになっています。
● ビジョンや直感が浮かぶ「黄」
● 結果や目標にまっすぐな「赤」
● 規律や根拠に根を下ろす「青」
● 人に共感し、協力する「緑」
全ての人が多かれ少なかれ、
これら全ての色を持っている、
というのがルミナの結果でわかります。
そして、どの色が多いかによって
その人の嗜好性やコミュニケ-ションの傾向が
ある程度わかります。
自分の傾向をこの4色の配分で考えてみることは
もちろん有益ですが、
他の人、特に初対面やまだあまり関係性が深くない人が、
どのような嗜好性・コミュニケーション傾向があるか、
大まかに類推する際の目安として使うと、
関係性がスムーズにいく可能性が高まります。
例えば、赤の傾向が強い人が、
緑の傾向が強い人に対して話しかける場合。
赤の人が普段自然にやっている
「はっきりものを言う」
「結論や目的を最初に伝える」という話し方は、
緑から見たら威圧的で無神経に見えてしまうかもしれません。
色の違いが認識出来れば、
無用な威圧感を与えるような話し方を変えることで、
より早く上手に関係性を築ける可能性があります。
「8」:チームで強みを活かし合う
次のレベルは8つの「アスペクト」という分類です。
● 直感重視
● ビジョン重視
● 外向的
● 結果重視
● 規律重視
● 堅実
● 内向的
● 人間重視
チームや親しい人のことをより深く知り、
お互いの強みを活かし合う関係を作って欲しい、
ということがルミナの願いの一つです。
それを実現するためには、
4つのカラーよりもより細かいレベルで
お互いを理解する方が有益です。
例えば、「ビジョン重視」が強い人から見ると、
「堅実」が強い人は
細かい所に気づいてくれて安心感がある一方、
動きが遅く、リスクばかり気にしているように見えるかもしれません。
一方、「堅実」が強い人から見れば、
「ビジョン重視」が強い人は、
思いもかけないアイデアを思いつき、
可能性を開いてくれると感じる一方、
言うことがしょっちゅう変わり、
危なっかしく見えるかもしれません。
自分のアスペクトを相手に要求すると衝突しますが、
お互いの強みを認識し、
適切な場とタイミングで相手を活かし合おうとすれば、
これほど頼りになる相手はいないはずです。
「24」:自分を深く知る
一番細かいレベルは24の「クオリティー」という分類です。
これがルミナスパークの結果を出すための最小単位になっており、
8つの「アスペクト」、4つの「カラー」はこれを足し上げて作られています。
自分自身を深く知り、自分の「扱い方」が更に上手くなるためには
このレベルを使うことがお勧めです。
8つの「アスペクト」の中には
3つずつ「クオリティー」がありますが、
興味深いことに必ずしもその3つ全てが
同じレベルで高くなったり低くなったりするわけではなりません。
例えば、「堅実」という「アスペクト」の中には
● 実践的(現実的で常識的なやり方を取る)
● 根拠重視(目に見える事実に着目し、細部に気を配る)
● 慎重(伝統や慣習を重んじ、従来のやり方を踏襲する)
という3つの「クオリティー」が属します。
私の場合、この中で「実践的」がとても高いのですが、
「根拠重視」はとても低い。
理論を応用したり、何かの規範を作ったりするのは得意ですが、
一般的に「堅実な人」のイメージにあるような
「きちんとデータを集める」というようなことは苦手なのです。
これは、4つのカラー、8つのアスペクトだけ見ていてはわからない特徴です。
そして、そのような自分の特徴を知ることで、
他の人とより上手く協業したり、
失敗を避けたりするための
意識的な行動の「引き出し」が増えます。
ルミナスパークはこのように
「様々なくくり」で結果を見せることで、
目的に合った使い方ができるようになっています。
これは特定の「タイプ」に人を分類するツールとは異なる、
大きな利点です。
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