24のクオリティ: 概念的

こんにちは!

Spark Lab(スパークラボ)の稲場泰子です。


最近金曜日の夜がなぜか物足りないと思ったら、

金曜深夜の放映を楽しみにしていたアニメ

『呪術廻戦』の第2クールが終わってしまったからでした。


この作品、単純にものすごく面白いのですが、

自分に特に刺さる点は日本人が受け継いできた

思想・哲学を上手く描いている点です。

ということで、突然ですが、今回は、ルミナスパークの

「24のクオリティ」の中の1つ、「概念的」をご紹介します。



「これってつまりどういうこと?」

エンターテインメント系のハリウッド映画やSFが好きです。

ティーンエイジャーの頃は漫画・アニメに

かなりのめり込んでいました(つまり「ヲタ」。)


もちろん、純粋に面白いから観ているののですが、

「これってつまりどういうこと?」「要するに何の話?」ということを考えながら観るのも好きです。


一見単純なエンターテイメントの中にもあるコアテーマや伏線を考えて、

あーでもない、こーでもないと議論するのが楽しいのです。


最初からそのような見方ができたわけではありません。


「スターウォーズ」という超有名な映画シリーズがあります。


リアルタイムで観ていた最初の三部作、

現在エピソード4~6と名付けられているシリーズが大好きで、何度も観ていますが、

若い頃はストーリーとキャラクターを追っているだけでした

(「ハン=ソロがかっこよすぎる!」という感じ)。


ある時、何かのコメンテーターが

「スターウォーズは壮大な親子げんかの話」と言っているのを聞いて、

そういう見方があるのか、と気づいたのを覚えています。


その後、映画などを観るときにその裏に隠された意図、思想を探すことを

宝探しのように考えるのが楽しくなりました。


しかし、色々な人にその話をすると、

他の人は必ずしもそのような見方に興味が無いこと

(きっとウザがられていたことでしょう)、

自分はそういう見方が他の人より好きで、

得意であることに気づき始めました。


映画やアニメを語っているのは

他の人からしたらただウザいだけですが、

良かったことに、この楽しみは仕事で役に立ったのです。

30代の頃、コンサルタントの仕事をしていたのですが、

雑多なタスクやプロセスに直面したとき、それらを俯瞰して整理整頓したり、

プロセスを作り直したりすることが楽しくできました。


そして、最近では新しい事業を立ち上げる時に、

目指すこと、現状、やること等が早い段階で大まかに把握でき、

1年で事業を軌道に乗せることができました。


この強み、ルミナ・スパークでは

「概念的」というクオリティーにあたります。


「概念的」とは

「物事を大まかにとらえ、複雑なことや曖昧なことを考えるのが得意」という性質です。


「概念的」が活きるとき

私が大変尊敬する先輩がいます。

彼女はとても発想力があり、リスクを恐れず、個人のビジネスを自力で立ち上げました。

彼女は人の感情やエネルギーを自然に捉えてプログラムを作り出すことができます。

これは私が苦手としていることです。


しかし、一緒に仕事をしていると、彼女の発想力は素晴らしいけれど、

アイデアがそのまま蒸発してどこかに行ってしまうことが頻繁に起きます。


また、とても大きなアイデアを言ったと思ったら、

突然詳細について心配して追求し始めるようなところがあり、

アイデアの粒がバラバラで周囲がついて行けない時もあります。


そのような時、自分は彼女のアイデアの粒の大きさが上から俯瞰し、

「これはつまりこういうことなんですね」とラベルをつけ、交通整理をします。

アイデアを種類別に大まかに纏めて箱に入れ、部屋のあちこちに置いた後、

見回して最後にレイアウトを考えるようなイメージです。


彼女がアイデアを色々出し、私が大まかに纏める。

二人でそれを繰り返すと、すっと仕事の道筋が見える。

どちらが欠けても実現できないことです。


ルミナを知る彼女は、

私の「概念的」が二人のコラボレーションを大変有益なものにしていると言ってくれました。


「概念的」を活かす/「概念的」が高い人を「使う」

「概念的」な強みを強化し、活かすには、

「今起きていることは上から俯瞰してどう見えるか」、

ということを意識して考え、その解釈を周りの人に伝えてみる

(もちろん適切な話題・タイミング・相手に!)ことをお勧めします。

その視点は周囲にきっと役立つと思います。


「概念的」があまり高くない人は、是非「概念的」が高い人を「使って」みてください。

「今どう見えている?」「これってつまりどういうことだと思う?」と聞いて

物事をどう俯瞰できるか聞き、整理や視点の追加に役立ててみて下さい。


ちなみに、『呪術廻戦』を俯瞰してみると

「善も悪もそのものとしては存在しない」

というのが一つのテーマかな、と今の所思っています。

もう少し考えてみますが;)

Spark Lab

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