24のクオリティ: 慎重

こんにちは!

Spark Lab(スパークラボ)の稲場泰子です。


皆さんは「かたい人」というとどういうイメージですか?

真面目で信頼できる?面白くない?

言われたら褒められたと思いますか?それとも苦言を言われたと思いますか?


夫の出身の富山県では

「かたい子だねー」

というのは

「良い子だねー」

という褒め言葉です。


さて、今回は、ルミナスパークの

「24のクオリティ」の中の「慎重」をご紹介します。


「スマートフォン」

皆さんは新しい製品やサービスが出るとすぐに試しますか?

それとも周りの人が試すまで様子を見ますか?


私は慎重派で、あまりすぐに飛びつかない方です。

ガラケーからスマホに変えたのも、かなり周囲から遅れてからでした。


スライド式でキーボードがついている、少し珍しいガラケーを持っていた私は、

「私はキーボードが好きだから画面で入力するスマホは嫌」と言い張っていました。


最終的には時代の流れや仕事の必要性からスマホに変えました。

その時には会社のチームメートは既に全員スマホになっていました。


そんなに抵抗していたくせに、実際に変えてみたら入力がとっても楽。

なぜキーボードにこだわっていたのか、自分で全く理解できない、という心境になっていました。


そしてガラケーに固執する人に対して、

「なんでスマホにしないのかわからない」

と思うようになっていました。


既存のやり方を大事にする性質は、ルミナ・スパークでは

「慎重」というクオリティーです。


「伝統や慣習を重んじ、従来のやり方を踏襲する」性質

と定義されます。


自分ではそういう自分の性質はあまり好きではありません。


理由無く新しいものに対して用心するのは格好悪いし、もっと軽やかに新しい事をしたい。

「いいこと教えてくれてありがとう!やってみる!」と常に軽やかに言いたい。

しかし、感情の部分で躊躇するところがあります。


いつ「慎重」?

一方で、全ての行動が慎重なのか、というと全くそうではありません。

「もっと慎重にやりなさい」と親に怒られてきたのも事実です。


具体的に言うと、不器用な私は細かい作業が苦手で、

途中で面倒くさくなって適当に終わらせたり、

料理の調味料を適当に入れて失敗したりします。


仕事では、

「今までこうやってきたから」

という理由で新しいやり方を取り入れない人に対しては、とてもイライラします。


ものによって大きく「慎重」さが違うのはなぜだろう、

と改めて考えてみたところ、

「自分がこだわりや信念を持っていることを変えたがらない」

というパターンが見えて来ました。


ルミナ・スパークでは、

24あるクオリティーが全て重要な「強み」とされています。


ですので、この「慎重」も重要な強みなはずです。


私はこの元々、この「慎重」の性質が大変高いのですが、

日常では上手く発揮できていないというデータがルミナ・スパークで出ています。


自分はよい変化を拒む時に「慎重」を使っている。

だから「慎重」を押さえてもっと変化しないといけない。

そう思っている気がします。


拠り所

せっかくの大事な性質である「慎重」はどう活かせば良いのか?

前向きに「慎重」が活用できていて、自分に役に立っていること。

考えてみると、一つありました。


以前コンサルタントの仕事をしていたとき、

上司に「合理的な仕事の進め方」を徹底的に叩き込まれました。


  • 文書は変更したらファイル名の番号を1つ進めて新しいものとわかるようにする
  • 共有フォルダには常に最新のファイルだけ置き、
    古いものは「アーカイブ」フォルダにしまう
  • メールは相手に重要なことがすぐわかるように箇条書きを使う

等々。


これらの「お作法」は、その後どのような仕事をしても役に立ち、愚直に続けています。


そしてその方法を守っていることに対して、

自分が「不必要に慎重」と思ったこともありません。


「役立つこと」に対して愚直に「慎重」」に進める。


慎重≠頑固

「変えたくない」

と咄嗟に思ったときに

「それを守ることは自分の役に立つのか?」

と自分に聞いてみる。


そこに私の強みを活かす術があるのだと思います。

Spark Lab

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