24のクオリティ:実践的

こんにちは!

Spark Lab(スパークラボ)の稲場泰子です。


突然ですが、皆さん、ヘアドライヤーのコード、しまう時どうしていますか?

ホテルのようにバンドで束ねている?

ドライヤーに巻き付けている?


私は束ねず、巻かず、そのままで深めの「ドライヤー用の箱」に入れています。


理由は、

すぐに取り出して使えるようにしておくため、です。

ぐるぐるコードを解く時間がまどろっこしい。

ずぼらなのではなく、自分の中で実践的な理由があるのです。


今回はそんな考え方に関係のある

「24のクオリティ」の中の「実践的」をご紹介します。


「勉強好き」

「勉強好きな人」、というとどのような人をイメージしますか?

本をたくさん読んでいる人?セミナーや大学院などに通っている人?


大学時代、自分はそれなりに「勉強好き」だと思っていました。


2年生の頃から大学院の進学を志し、

4年生の後期は卒論に集中できるように、

前期に授業単位はほぼ取り終えていました。


これだけ見ればものすごく勉強好きですよね。

私もすっかりそうなのだと思っていました。


「勉強好き???」

憧れの大学の修士課程に進学できた私は、大変張り切っていました。


自由度高く、自分でカリキュラムを組み立てられる。

キャンパス内の寮で暮らし、今まで苦痛だった往復3時間の通学時間もない。

キャンパス内に図書館が大小20カ所近くもある。


もう勉強するしかない環境です。


しかし、最初の興奮状態が収まると、自分がよくわからなくなってきました。


勉強そのものが、質量共に今までのレベルを遙かに超えていて、死ぬほど大変、

ということはありましたが、それだけではありません。


「自分って本当に『勉強』が好きなのか?」

という疑問が頭をもたげてきたのです。


泣き言(も、正直ありましたが・・・・)ではなく、

今まで考えたことのない根本的な問いです。


「勉強」って何だ?

そもそも何のためにやっていて、どこに向かうのか?


「勉強」って本当はどうやるものなのか?

次々に答えのない問いが頭を巡ります。


しかし、止まることはできないので、日々膨大な「勉強」は必死でこなしています。


一方、周りでは本当に活き活きと「勉強」をし、

「もっと大学に残ってこんなことをしたい」と語っている友人達がいます。


どうしてそんなに楽しそうなんだろう?

問いに対する答えはあまり深まらないまま、

なんとか2年で修士課程を終えました。


「時々勉強好き」

更に「勉強」する気には全くなれず、卒業後は一般企業に就職しました。


仕事をし始めた時、

「土日・祝日は休みで、お金までもらえる社会人ってなんて楽なんだろう」

と思ったのを覚えています。


高いお金を払い、貧乏に耐え、土日祝日も無く長時間勉強し続ける

大学院に比べ、会社は天国に思えました。


「やっぱり自分は『勉強』が嫌いだったんだ」

とちょっとホッとしつつ、なんとも言えない罪悪感も覚えていました。


就職したIT系の会社ではスタートアップのプロジェクト要員に配置されました。

1年後にロンチが決まっていました。


しかし、チームが未経験者や新人も多く含む混成チームであったことから、

教えてもらえないことが多々あります。


一方で目の前にお客様がいて、目的があり、締切がある。


なんとかしないといけません。


すると急に、

「お客さんにこういうことを説明するにはこういうことを知らないといけない」

「こういうことがわかればこれができるようになる」と「勉強」することが次々と見えて来ました。


それは図書館にこもる「勉強」ではなく、

人に聞いたり、調べたり、試行錯誤したりする「勉強」です。


そして、この「勉強」は本当に楽しいのです。


実践的というクオリティ

ルミナ・スパークの「実践的」というクオリティーは

以下のように定義されています。


「現実的で常識的なやり方を取ります」


私はこのクオリティーが元々大変高いです。


「勉強」というと、とかく「本を読み、難しいことを学ぶ」ことと思いがちです。

また、多少「浮世離れしている」感覚もあります。


しかし、私にとっての「勉強」は

「何かを成し遂げるために必要な知識を得ること」

だと整理すると、とてもすっきりするのです。


「自分は実践する人である」というアイデンティティーに落ち着いた頃から、

「もっと『勉強』しないといけないのでは?」という漠然とした不安から解放されました。


だって実践のための「勉強」は色々な形でしているのですから。

Spark Lab

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