タイプの違う上司・部下の付き合い方~スターウォーズ(パート1)~

Spark Lab(スパークラボ)の稲場泰子です。


お子さんが夏休みに入り、オンデマンドで映画やドラマなどを

まとめて観る機会も増える時期ではないでしょうか?


私はこれまでも時々ドラマやアニメ/漫画をネタに

自己認識や人間関係の話を書いてきました。

これからはしばらくその路線で続けて行きたいと思います。


本日は「スターウォーズで見る

タイプの違う上司・部下の付き合い方(パート1)」

について書きたいと思います。(ネタバレあり)


上司(師匠)に振り回される

スターウォーズシリーズのエピソード1「ファントム・メナス」は、

壮大なスターウォーズサーガがどのように始まったのかを描いています。


今日は全ての発端を作ったと言える

ジェダイマスター「クワイ=ガン・ジン」と

その弟子(パダワン)の「オビ=ワン・ケノービ」の関係性を例に、

タイプの違う上司・部下のコミュニケーションについて考えたいと思います。


クワイ=ガン・ジンは実力があるのに出世に興味が無く、

自由な発想と行動をする師匠(マスター)です。

「フォース」の力が非常に強い「アナキン・スカイウォーカー」に出会い、

この子こそ世界に調和をもたらすと直感し、奴隷だった彼を買い取り、

修行させると主張します。


異を唱える執行部の「ジェダイ カウンシル」の

お偉方に対しても一切「忖度」せず、

強引に主張を通してしまいます。


クワイ=ガンの弟子(パダワン)のオビ=ワンは、

師匠とはタイプが違い、

周囲の調和を気にかけ、考えて行動する人です。


直感のまま走り続ける師匠について行くのが大変です。


こんなことを無理矢理通して大丈夫なのか?

これからどうなるのか?

と気をもんでドキマギ過ごします。


そのような中、師匠のクワイ=ガン・ジンに

「アナキンの面倒はお前が見ろ」と丸投げされます。

「え、俺?!」っていう感じです。


そうこうしているうちに、師匠のクワイ=ガンは、

意外とあっさりと敵に倒されてしまい、

オビ=ワンは修行が未完了の状態でアナキンと共に取り残されてしまいます。


かわいそうなオビ=ワン・ケノービ・・・

彼はこの後、一生アナキンに振り回されることになります。


黄と緑

クワイ=ガンはルミナ・スパークのカラーで言うと、黄色が強いタイプです。


「即時的」「概念的」「想像力豊か」「革新的」「社交的」

などのクオリティーを強く持っている人が多く、

既存の概念に縛られない発想やユニークな表現、素早い行動などを

強みとして持っています。


一方、その特徴が「行き過ぎる」と、

衝動的、夢想家になったり、

変化のための変化を求めたりするというような

特徴が表れることがあります。


オビ=ワンは緑が強いタイプです。


「親密」「受容力」「協力的」「共感的「順応性がある」

などのティーを強く持っている人が多く、

周囲の気持ちを汲んで調和を図ったり、

共感に依って人の気持ちをサポートしたりすることを

強みとして持っています。


一方、その特徴が「行き過ぎる」と、

受け身になったり、気を遣いすぎてノーと言えなかったりするというような

特徴が表れることがあります。


違いを乗り越える

クワイ=ガンから見ると、

オビ=ワンは優しくて良い弟子である一方、

慎重で気を遣いすぎてスピードが遅いと見えがちです。


オビ=ワンから見ると、

クワイ=ガンは自由にのびのびと育ててくれる良い師匠である一方、

周囲に無頓着で拙速で危なっかしいと見えがちです。


上手く行っているときは良いのですが、

ストレスがたまったり、難しい判断を迫られたりするときには、

お互いに対する違和感が大きな摩擦を生みます。


ではどうしたらいいか?


クワイ=ガンは、

何か大きな決断や指示をオビ=ワンにする際、

「どんな気持ちか?何が懸念か?」と聞き、

双方向で意図を理解してもらうようにできたら

もっと良かったかもしれません。


オビ=ワンは、

師匠が突拍子もないと思える言動をしたとき、

「これをやるとどんな良いことがあると思っているか?」と聞けたら

もっと良かったかもしれません。

(黄色が強い人に「これをやる根拠を示せ」とは聞いてはいけません。)


双方が少しずつ相手のタイプの違いに配慮していたら、

もう少しストレスが下がったかもしれません

(ストレスをためていそうなのは、もっぱらオビ=ワンの方でしたが・・・。)


ちなみに、

あっさりやられたクワイ=ガンですが、

自己流の修行で、

正道の修行では誰もたどり着けなかった境地にたどり着いていたことが

後ほど判明します。

黄色の本領発揮ですね。

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