人それぞれの「当たり前」

こんにちは。Spark Lab(スパークラボ)の清川 絹です。


先日、『企業のトップマネジメントになぜルミナスパークなのか』という記事にもありましたが、近年、ルミナ・スパークが企業に導入されるケースが増えています。

また、新しく資格を取られるコーチや、しばらく使っていなかった資格保持者の方が改めて使い始めることも増えています。


その理由を考えてみると、管理職世代と新人社員世代の、受けてきた教育の違いというものが背景にある気がします。


「察する」ことができないレベルの「当たり前のズレ」が生まれているとしたら、言葉にして理解し合うことしか解決の糸口はないのだということです。とはいえ、「当たり前のこと」は当たり前すぎて自分にはわからないので、上手にツールを活用することが選択肢になっているのだと感じます。


個人的に役に立っていること

2019年から、ルミナに関わらせていただいていて、とても役立っていると感じることが3つあります。

① 自己理解が進んだ 
「私って〇〇なとき△△になるんだ」

② 自己肯定できるようになった 

「その性質がうまく使えている時はなかなかいい感じ」


③ 軌道修正が早くなった 

「裏目に出てるな。代わりにどうしよう?」


自分の性質はネガティブな反応の中から探せる

先日、こんなメッセージのやり取りを見る機会がありました。

Aさん 「〇〇逃したーー!!」

Bさん 「△△、まだ間に合いそうですよ!!」


〇〇と△△はかなり似たモノでありながら、私の中では別物と捉えていたため、私は、こんな風に感じました。

「気持ちはとてもありがたいけど、〇〇であって△△じゃないんだよな」

詳細部分での「齟齬」に焦点が合っていて、私は咄嗟にBさんの反応が不完全であると感じ、感謝というよりは残念な思いが勝っていたのです。


ルミナでいうところの「堅実」という資質が強くあり、詳細が気になる傾向があるため、このような反応をしていて、今回の件では「ネガティブな印象を受ける」という形で表れています。これが急いでいる時に自分の身に起きていたら「イラっとしていた」かもしれません。


①自己理解:詳細であっても、ズレているととても気になり、場合によってはイラつく傾向がある。

②自己肯定:ただ、私のキャリアを考えると、この資質があったらからいい仕事ができたという局面が多々あり、なくてはならない資質だった。


相手には何が起きているだろう?

今回の出来事の主人公であるAさんは、「順応性」が高いと知っている相手だったので、敢えて、どんな風にこの出来事を捉えたのかを聞いてみました。

すると「ありがたいとしか感じなかった!」ということでした。

これは些細な例ですが、こういうときに「ありがたい」とだけ感じるという選択肢も本当にあるのだ!と、学びになりました。


③軌道修正:今後は、詳細が気になってネガティブ感情が動いた時、相手が「しようと思ってくれたこと」にシンプルに感謝をしたいなと思いました。


人間は感情の生き物

人と人とのコミュニケーションでは、うまくいかない時に「ネガティブ感情」という形で現われて主張することが多いので、つい、「人間関係がうまくいかない」とか、「あの人嫌い、苦手」という感覚に落ち着きやすいものです。


ポジティブシンキングとか、前向き・未来向きの質問をした方がいいと「頭ではわかって」いても、ついつい、反射的に「でも」「だって」と言いたくなる側面が誰にでもきっとありますよね。

とは言え、人間に生まれた以上、人との関係性の中での学びや楽しみも大きな要素。


一番大切なことは、無意識、直感、なんとなく感じることにきちんと向き合い、それに対する対策を意識的に見つけていくことかと思っています。


たとえば、「気が乗らない」「どうにも憂鬱」「時間ばかり過ぎていく」罪悪感にさいなまれることがある時は、「そんなこと言っても仕方ない」「そんなこと考えてないで、まずはやるべきことをやっちゃおう」と自分を「さっさとやる」行動に駆り立てて、うまくいくときは、それも一つ。


うまくいかない時には、まずは身近な人と、自分はちょっとネガティブに捉えちゃったんだけど、あなたは率直にどう感じた?と聞いてみてはいかがでしょうか?意外と「全く気にしてなかった」とか「あの人は〇〇がしたいんだよねー」と、心が軽くなる解釈を教えてくれるかもしれません。「当たり前」も「みんな違ってみんないい」。

Spark Lab

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