自分を深く知ることの意味

今年もあっという間に残すところひと月半となりました。

今年も戦争は終わらず、新たな武力衝突も勃発し、

多くの子供たちが犠牲になっている事実になおも心が痛みます。


そのような中、メジャーリーガ―の大谷翔平選手が

「日本の全小学校約2万校にグローブをプレゼント」

というニュースは、子供たちの心に光を灯してくれるような、

大人たちにとっても目を未来に向けさせてくれる話題でした。


日々、誰かの行動に影響を受けている私たちですが、

今日はルミナスパークを使った研修を実施したときに

質問されることについて考えてみたいと思います。


自分を知るって面白いけど、仕事にどうつながるのか?

先日、ある企業でルミナスパークを使ったチームビルディング研修を行いました。

コロナ禍ではなかなかできなかった対面研修を、お互いの親睦もかねて実施しました。


ルミナスパークを使った研修はカードゲームやマットを使って、カラフルなルミナスパークポートレートを見せ合いながら、日頃の仕事を少し脇に置いて、笑顔で会話をしながら進んでいきました。


楽しみながら改めて自分を深く知る、同僚をさらに理解する機会になったようです。


研修も終盤、ある参加者がこんな質問をしました。

「自分を知るのって面白いですね。でもこれがどう仕事につながるのでしょうか?」


自分を知ることを企業内での研修で実施するということは、仕事にとっても意味があるということです。当然持たれる質問だと思います。

一体どんな意味があるのでしょうか。


自分を知る意味とは?―セルフ・アウェアネス

これはルミナラーニング社がチームや組織が「共に結果を出す」ためのロードマップとしてお伝えしている4つの原則です。


「共に結果を出す」ためには、自分を知る。

自分を知ることで他者との違いを理解し、多様性を尊重できるし、信頼関係を築くことができる。そのステップを踏んだ先に、共に協働して結果を出すことができるという考え方です。


組織やチームで私たちは一人ひとりがお互いに影響しあっています。だから自分を知り、自分がその場でどう相手やチーム、組織に影響を与えているかを理解することが重要です。


日本企業のビジネスパーソンは「自分自身を内省する」という意識があまりないと言われています。

これまでのビジネス環境の中で「自分がどう思うかということよりも組織でやるべきことをやるべきだ」という意識が重視されていました。終身雇用という日本独自の雇用形態も影響しているのかもしれません。


自分を深く内省したのは、就職活動が最後なんていう人もいるかもしれません。でもそれは笑い話にはならないかもしれません。


今様々な経営心理学の研究が進む中で「自分について明確に認識している人は、より自信があり、創造的。より適切な判断をし、より強い人間関係を築き、コミュニケーション能力も高く、仕事のパフォーマンスが優れ、昇進しやすい。その部下の満足度も高く、会社の収益向上にも貢献している」※1ということがわかってきています。


自分を深く知ることは、自分と組織のパフォーマンスの向上につながるのです。

あなたはどれくらい、自分を理解していますか?


※1 ハーバードビジネスレビュー【EIシリーズ】セルフアフェアネス(ダイヤモンド社)

自己認識を高める三つの視点 ターシャ・ユーリック

Spark Lab

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