フリーランス「仕事の波」との付き合い方
Spark Lab(スパークラボ)の清川絹です。
9月はとても忙しく、「自転車操業」感を感じる毎日でした。
そんな中、フリーランスや個人事業主として働いている人と
「仕事の波」の話になったので、
今日は仕事の波の乗りこなし方について考えてみたいと思います。
1年や1月の中で、どんな仕事でも波があるものですよね。
独立系と会社員が違うのは、仕事の波が、直接収入の波になること。
収入の波があると、精神的な不安定さに繋がりやすいというは、いたってシンプルな話です。
仕事の波による精神的な波
調子の良い時はモチベーションも高く、
どんどん仕事を進められ、新しい仕事もいただけて、自己肯定感も上がるけれど、
仕事の量が減ると、特に何があったというわけではなくても、ふと不安に襲われたり。
さらには、それがエスカレートしていって、
なぜか「やっぱりこういう働き方、私には向いてないのかな」
「やっぱり別の仕事の方が良かったかも」と、
自信をなくしたり、自己否定に陥ったりしてしまう、なんていうこともあるようです。
そんな中で自分を安定させる方法ってあるのでしょうか。
自信がない時に戻る場所:ありたい自分
万能薬ではないにせよ、そんな時こそ、
ありたい自分に立ち戻ることが大切だなと思っています。
どうしてこの働き方を始めたんだっけ?
何を大切にしたかった?
本当はできるのに、やってない行動、ない?今元に戻ったら、後悔しない?
やれることはやり切った、でもダメだったって思えてる?
それとも、本当はまだできることをやり切ってないって感じてる?
私の場合は、こんな問いが、自分を奮い立たせてくれます。
私たちは人間の本能として、つい「安定」を求めますよね。
会社員で安定収入を得ていた期間が長いと、
それが成功体験になっていますので、
「過去に成功した経験」にすがりたくなる。
例えば、仕事が思うようにいかないとき、
会社員に戻ればあの安定収入も戻ってくる、
という思考になりやすいのは仕方のないことです。
成功体験に戻りたくなったら、どうするか?
ですが、その時の状況や環境は今と同じではありません。
過去の成功体験に戻ろうとしたとしても、
そのまま過去に戻れるわけではないですよね。
だからこそ、過去に戻るのではなく、
改めて、今の自分に合った新しい方法を模索しないと、おかしなことになりそうです。
成功体験に戻りたくなるような「自信のないとき」に、
うまくいっていないことに向けてしまうと、
脳はうまく行かず、自信がなくなるための根拠をどんどん見つけてきます。
そうではなく、
自分のできていることを探して、エネルギーを取り戻す、
できるのにやっていないことを徹底的に並べて、自分のやる気を奮い立たせる
といった方向の未来に向けた思考ができるといいなと思います。
元気な時にしたい自己理解
気分が落ちている時には、どうしても、グルグル思考に入りがち。
そういうときに上手に思考をマネージするために、
元気な時に意識してみるとよいことを3つご紹介します。
① 人に役立つ強みは何か聞いてみる
自分の中で無意識に「得意」だと思っていることと、客観的に見たときの「強み」は必ずしも一致しません。他の人に、自分が役に立てていることは何か聞いてみましょう。仕事というのは、誰かの役に立つことですから、仕事で自信がないときは、周りの人が「助かる」と思ってくれていることをやることは、エネルギー回復に直結しやすいです。
②ネガティブにハマるときの行動パターンを把握する
ストレスやプレッシャーを感じる時、思考がネガティブに寄り始めたとき、自分がどのような行動をとりやすいのかを知ることで、冷静な自己管理が可能になります。たとえネガティブな感情に襲われても、「今はこういう状態だから」と認識することで、前向きな行動を選択しやすくなります。
③理想に近づく最初の一歩にフォーカスする習慣をつける
現在の自分と理想の自分の間にどれだけギャップがあるのかを把握し、その差を埋めるための最初の一歩の行動をする習慣を作っておくと、どんなメンタルの状況であっても小さな行動をすることができ、グルグルにハマりにくくなるようです。
不安な時ほど、自分のハンドルは自分で握る
誰しもスキルや経験のないうちは不安ですし、
どう進んだらいいかわからない時もあると思います。
どんなに経験を積んでも、
上には上がいると打ちのめされることもあるかもしれません。
でもそんな時に大切なのは、自分自身で自分のハンドルを握り続けること。
学びに投資する、コンサルについてもらう、コーチングを受ける、
いろいろな方法がありますが、
今の自分に必要なものが何かを決め、続ける覚悟を自分に課せるのは自分だけ。
自分を一番の自分の応援団にしていきましょう。
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