ビジョン重視と堅実

こんにちは!

Spark Lab(スパークラボ)の津田友恵です。


一日一日春の訪れを感じますね。

我が家のベランダから見える桜のつぼみが膨らみ始めました。

去年よりつぼみが多い気がしていて、満開の日が楽しみです。


今日はルミナスパークの8つのアスペクト

ビジョン重視、堅実についてみていきます。


あなたはビジョン重視?それとも堅実?

「うちの会社を、社員は今より10倍にして、海外にも進出して、

 世界でうちの会社の名前を知らない人はいないような会社にしたい」


「今期の予算を達成するためには

 昨年も効果があったキャンペーンを実施しよう」


このセリフを話すのがあなただとすると、

どちらを話す方があなたにしっくりきますか? 

「今までのやり方ではつまらない。変化しないことは衰退」


ビジョン重視のアスペクトを一言で表すと「創造性」です。

物事をユニークな視点で視覚的に捉えます。

「現実」だけでなく、物事の「可能性」に目を向けています。


常に改善を求め、現状を変化させたいと考えています。

それがたとえ劇的な変化をもたらすとしても

自分の考えを貫き、臆せず発言します。


ときに非現実的で見当違いの考えが浮かんできます。

空想的な考えに本筋から離れてしまうことがあり、

周囲の理解を得られないこともあります。


「何を夢みたいなことを。うまくいく証拠はあるの?」

堅実のアスペクトは「現実性」を重視し、

物事を現実的に遂行する傾向があります。


このアスペクトを強く持つ人は、

プロジェクトを遂行プロセスに分け、

詳細に焦点を当てます。


細かいことに注意を払う能力があるため、

一貫性が高く、正確な仕事をすることに長けます。


ものごとを経験から判断して、

過去にうまくいったアプローチや

伝統的な方法を好む傾向があります。


変化を受け入れることには冷静で慎重です。


ワークショップやセッションで、

堅実のアスペクトの高い方が落ち込むのをときどき見かけます。


今はVUCAの予測不能な時代。

「今までのやり方ではなく新しいビジョンと挑戦を」

というメッセージを多くの企業が発信しています。


なので

「ビジョンを描いていかないといけないのに、堅実が強みと言われても」

と少し自信をなくしているようです。


持っている問いの違い

私たちは意識的にも無意識的にも、

自分の中に持つ「問い」と「その答え」によって行動しています。

それをセルフクエスチョンといいます。


ビジョン重視の方は

「どうやったらもっと面白くできるだろう?」

「どうしたら新しい可能性が開けるだろう」

という展望を描くような問いを多く持っています。


一方、堅実の方は

過去にうまくいった事例は何だろう?」

「どうしたら着実にできるだろう」

という問いを多く持っています。


いい悪いではなく、それぞれの強みの傾向です。


自分にない傾向の「問い」を意識的に持つことで、

今まで考えていなかったことを考えるきっかけになります。


強みを補完しあう

ある企業でルミナスパークを使ったチームビルディング研修を行いました。

メンバー同士お互いのアスペクトを理解し、共有しました。


研修後は、新しいアイデアが必要なときは

ビジョン重視を強みに持つ方に相談をしたり、

計画を立てる段階では

堅実を強みに持つ方にアドバイスをもらったりしているそうです。


対話も生まれ、チームの信頼関係も高まり、

今までのなかった視点をお互いに得ることができるようになったそうです。

何より強みを期待されて相談をされることは嬉しいそうです。


あなたはどんな強みを持つ人との対話を増やし、

「新しい視点」を手に入れますか?

Spark Lab

『ルミナスパーク』を使った講座を定期開催しています。 自分の強みの分析/チームビルディング/セルフリーダーシップ/女性リーダーシップなど、「個の時代」の必須スキルを習得しませんか?