自分と違う発想は「聞いてみないとわからない」

久しぶりにNHKの朝ドラ『虎に翼』を、毎日ビデオを撮ってみています。


日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性を描いたドラマです。

「女性は結婚してこそ幸せ」という時代の価値観の中で主人公の寅子が葛藤しながらも、
周囲の人たちとの関係に支えられながら、
信念をもって進む姿に共感しながらみています。


女学校時代の寅子は「一番になりたい」と
勉強を頑張っていた姿が描かれているのですが、
ルミナスパークの強みでいうと、
意志が強く、勝ち負けにこだわる「競争心がある」という強みを
持っているんだろうなと思います。


今日は「競争心がある」を持つアスペクトの結果重視と、
相対する人間重視のアスペクトを見ていきたいと思います。


結果重視か人間重視か?

ルミナスパークの結果重視と人間重視のアスペクトを
理解するディスカッションのテーマに、
このようなものがあります。


「あなたは小学生サッカーチームの監督です。
大会に18人中13人しか連れていけないとすると、何を基準に選手を決めますか?」


あなたなら、どうしますか?


先日の研修でも、いろいろな考えが出てきました。

 ・練習に休まず参加している子を出す。
 ・高学年の子を出す。下の学年の子はまたチャンスがあるけど、高学年は最後かもしれないから。
 ・パフォーマンスを見て、伸びしろも見て、当日活躍できる子を出す。勝つために。
 ・みんなが納得できるように、話し合って決める。
 ・勝つために技術がある子を出すけど、チームをまとめる役も出す

いろいろなアイデアが出てきました。

すると、「そんな考えの人がいるなんて知らなかった!」という声が聞こえました。

結果重視が強みのAさんです。


そんな考えがあることは聞いてみないとわからない

Aさんは、

「大会に出るからには、勝つことが大前提ですよね!
学年で選ぶという発想は全くありませんでした!」

と、目から鱗のご様子です。


話は変わるのですが、私の小学生4年の息子はサッカーをしています。

丁度、先週4年生の大会がありました。

一チーム7人制の試合です。出場選手は監督が選びます。
4年生大会ですが、監督は助っ人として3人の上手な3年生を招集し、出場させました。
4年生が4人、3年生が3人出場した格好です。


「はて?」

実は、私は少しもやもやしていました。

『4年生の大会。4年生は出場しないと成長のチャンスが減ってしまうのに、上手だからといって、なぜ半分近くの選手を3年生から出すのだろう。それでも勝つことに意味があるのだろうか… 』と。


そんな思いを抱えて、Aさんの発言を聞いた私も、
「監督もAさんと同じ考えなのかもしれない!」と目から鱗でした。


頭でわかっていても、相手がどんな考えを持っているか、
聞いてみないとわからないものです。

特に相対する強みについての考えは、想像するのが難しい。

チャンスがあったら、私も監督の考えを聞いてみたいと思います。


あなたがサッカーの監督だったら、どうしますか?

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