Vol. 05 「それが強みと言われても・・・強みだと思えません」

今日は、「強みだと思えない」という、よく出会うコメントについて考えてみたいと思います。


「自分のこういうところ、好きになれない」


誰でも、こういう要素、一つくらいはありますよね。

(ときどき、自分大好き!という人もいて、心底羨ましいです!!!)


何を隠そう、私は自分という人間が好きだと思えたこと、全くと言っていいほどありませんでした。

でも、「別に好きでも好きでなくても構わない」、そう思えたら、悪循環から、スッと解放されたのをよく覚えています。


大切なのは、自分が持って生まれた素質を
きちんと活かしきること


自分の素質=強みというのは、本人にとっては全然「ものすごいこと」ではなくて、むしろ当たり前だと感じていることだったりするようです。


つまり、「あなたが他の人より持っている要素」のこと。


そこに評価はなくて、それだけ。

あなたが強みと思えなくても、今までその資質のせいで、どんなに嫌な経験をしたとしても、それは別のお話。


あなたが持っているその要素、他の人がどう感じているか、聞いたことはありますか?


あなたは嫌でも、人から見たら「憧れ」かもしれない


2人の人がいます。


Aさん:自分の意見を、きちんと理路整然と相手に伝え、相手と様々な視点からディスカッションをし、お互いにいい結論を導き出している。Bさん:乱雑に放置された情報を、じっくり吟味/取捨選択して、整理してわかりやすい資料を作成し、業務の効率化をサポートしている。


実はこれ、私から見たある人(Aさん)と、Aさんから見た私(Bさん)です。


言うまでもなく、私はかなりAさんに憧れています。

私は、相手に強気でコメントされると、頭の中がフリーズして、後から「あれよりコレを言うべきだった・・」と、大体、一人反省会の世界に陥ってしまうからです。


一方で、「乱雑に放置された情報をじっくり吟味/取捨選択って、なんか暗い」と感じて、積極的に強みとは感じられないし、「業務の効率化をサポートしている」と言われても、「本当に?いやいや誰でもできるでしょ?」と思っていました。


Aさんはこんなふうにコメントしました。

私は、強気すぎて、女性らしさがない。
Bさんみたいに、きちんと情報をまとめられるのってすごい、できるようになりたい。


不思議ですよね。

ないものねだり。



ないものはないけれど・・・


ルミナでは、強みにフォーカスして、チーム力を高めましょう、とお伝えしています。


理想だと考えている「ありたい姿」は、もしかしたら自分らしさの対極にある「憧れ」なのかもしれません。

「憧れ」からスタートすると、なかなか「心の満足」にたどり着きません。

それより、自分の「強み」から出発することで、自分にしっくりくる、無理のない理想像を作り上げることができます。


自分にあるものを、一番いい形で使うこと。


みんなが積極的に主体的にそんな行動をすれば、

いいコミュニケーションと協力関係が生まれます。


「多様性を価値にする」

ルミナラーニングの根底にある、大好きな信念のご紹介でした。

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