24のクオリティ:受容力
こんにちは!
Spark Lab(スパークラボ)の稲場泰子です。
春の日差しが感じられて、なんとなくワクワクしますね。
私は寒い冬が苦手で、特に日差しが少ないのが苦手なので、
日が長くなり、高い日差しが強く感じられるようになると
自然とエネルギーがわいてきます。
エネルギーが増えると自分以外の人に
目を向ける余裕も生まれてくる気がします。
さて今回は、ルミナスパークの
「24のクオリティ」の中の1つ、「受容力」をご紹介します。
調和を重んじる「受容力」
受容力、と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
ネガティブなイメージを持つ人は少ないかもしれません。
「受容力」のクオリティの定義は
「調和のために努力し、
対立が生じた時は自分の考えを変えることも厭わない」
というものです。
人と意見の相違や摩擦が生じると落ち着かず、なるべく回避したい、
自分の意見を通すよりも、自分が折れてその場に調和を作りたい、
という方はこのクオリティが高いかもしれません。
「受容力」と相対する反対側のクオリティが
「タフ」というクオリティで、
「力強く議論し、衝突も恐れない」というものです。
自分の意見をしっかり伝え、
多少軋轢が生じても生産的な議論を行うことを好み、
苦にならない方はこちらのクオリティが高いかもしれません。
皆さんはこれを両方読むと、
性格が真逆の人のことで、相容れないクオリティだろう、
と感じられるかもしれません。
しかし、これは同じ人の中にも同居し得るものです。
現に私は両方が高いレベルで内在している、
とルミナ・スパークの結果が出ています。
(タフの割合が相当高いですが・・・・。)
「受容力」って大変?
上の私の結果グラフを見ると、
「受容力」が「内在する自分」で60%もあるのに、
「日常の自分」では10%しか発揮できていないことがわかります。
なぜこうなってしまったのか・・・・?
子供の頃は
「自分のことは後回しにして人を助けなさい」と言われてきたことを
真面目にやりすぎて疲れてしまうことがよくありました。
社会人としてまだまだ経験が少なかった頃、
衝突はあまり好きではなく、
何かを言われると「それもそうかもしれない」と
受容することが多かったと感じます。
しかし、「自分たちの意見・立場を通す」ことが職業として重要な
コンサルティング業界で働くようになると、
「人におもねすぎる」
「日和見」
「自分の意見を貫けない」
ということを、
周囲から課題として指摘されることが多くなりました。
経験不足と自信のなさが大きな原因の一つではありましたが、
受容力というクオリティがあったことも
無関係ではなかったと感じます。
そんな経験を経て、
自分ではいつの間にか「受容力」を発揮しないようにしていたのだと思います。
「受容力」を発揮しない理由
ルミナ・スパークの結果をたくさん見る中で、
自分と同じようにせっかく持っている「受容力」を
発揮していない方が多いことに気づきました。
なぜなのでしょう?
話を聞くと、多くの方が
「受容していると自分が大変になってしまう」
とか、
「自分が無くなってしまう」
と恐れていることがわかりました。
「皆の話を受容していたら、自分のエネルギーも時間も枯渇してしまうのではないか?」
「皆の話を受容していたら、自分が利用されてしまうのではないか?」
考えてみると、
私自身が「受容力」を発揮していない原点も
そこにあるような気がします。
そして「受容力」を発揮しないですむよう、
そもそも「受容」のスイッチを切ってしまう。
人が何かを言いたそうだ、
何かを感じていると察しても、
気づかないふりをしてしまう。
だって受け入れる余裕がないから。
「受容力」を解放しよう
「受容力」を使わないのは、きっと損をしています。
そして使い時はきっと仕事ではなく、
普段の家族や友人との会話だと最近思います。
誰の意見が通ろうと、何の違いもない会話、そんな時です。
例えば、
母と伯母が、お互いに「自分の孫の方がかわいい」と論争しているとき。
例えば、
タオルは縦折りにしたいけど、家族が横折りにしたいとき。
例えば、
ある金曜日の夜に、テレビでスポーツを見るか、映画を見るか、意見が違うとき。
ここで受容しても、良いことしか起らない。
むしろ論争で決着をつけることは
ただ人間関係を悪化させるだけで、誰も得をしません。
受容したら、関係が上手く行くし、
自分が「エネルギー切れ」になることも
「利用される」こともありません。
「些細なことは受容し、大事なことは受容しない」ことにしたら
楽に生きられるようになりました。
「受容力」があるのは素敵なことです。
それを自分も周りもエネルギーが上がる方法で解放すれば、
皆もっと幸せになれる、そんな気がします。
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