カラー別コミュニケーション【ブルーとイエロー】

こんにちは!

Spark Lab(スパークラボ)の稲場泰子です。


皆さんは「仲間外れを探せ」のパスルは得意ですか?

子供の頃に絵本などにあった、

「野菜に果物が混じっているのを見つける」

というようなもののことです。


私は絵で描いてあるものを見つけるのはちょっと苦手なのですが、

「話の粒」が合わないことについては割と敏感に見つけ出します。


今回はこの「話の粒」の仲間外れについて書きたいと思います。


「話の粒」

誰かと話をする時、「ノリが合う/合わない」というものがあると思います。


この相性は興味や考え方が合うかどうかで決まる部分もありますが、

より深く紐解いていくと、

「感情の乗せ方」「話のテンポ」など、

他の要素も影響してきます。


そして、意外と意識されていないのが「話の粒」がそろっているか、

というポイントです。


私はこの「話の粒」がかみ合わない人とコミュニケーションが

取りづらいと思うことがよくあります。


「理屈」で話すブルー、「直感」で話すイエロー

私はルミナ・スパークの4つのカラーのうち、ブルーが比較的高いです。

ブルーは

「事実や数字の中から傾向やパターンを見つける重要性を理解している」

という特徴を持っています。


この特徴のため、話している時に

「今この概念について話している」という

「話の粒」を思い浮かべていることが多く、

そこから同位概念・上位概念・下位概念に話が移った際、

相手も同じイメージで話していると、大変話しやすく感じます。


例えばこんな感じ:

私:「そろそろコロナも落ち着いてきたし、ご飯でも一緒に食べない?」
相手:「良いね。どこ行こうか?」
私:「落ち着いたと言っても感染は心配だから空間が広くて混み合わないところが良いね。」

相手:「そうだね。そうなると広めのレストランとか、テラスとかが良いね。」

私:「うん、そうだね、じゃ、そういう場所を探そうか?」

快適です。


自分の中では


ご飯に行くことに同意

⇒お店の条件のカテゴリーと内容の同意

⇒アクションの同意


という概念を意識して話していて、相手も同じように返してくれています。

タイプが似た人との会話はこんな感じになります。


しかし、これが、特にお互いの嗜好性が逆転している

イエローの傾向が強い人とはこんな会話になります。


私:「そろそろコロナも落ち着いてきたし、ご飯でも一緒に食べない?」
相手:「良いね。どこ行こうか?」
私:「落ち着いたと言っても感染は心配だから空間が広くて混み合わないところが良いね。」

相手:「混んだらどうしよう?あ、ねぇマスク会食やっていない人いたら嫌だよね。」

私:「いや、まぁ空間次第だと思うんだけど・・・」(心の声:「まずは場所のカテゴリーの話をしていたのでは?」)

相手:「なんかマスク会食用の変な扇、テレビで紹介していたね。あれ買っていこうか?」

私:「まぁ、まずは場所を決めてからにしない?」(心の声:「急に話が詳細になったけどまず大枠から決めようよ・・・。」)

何となくかみ合いません。


このようなカジュアルな会話ならまだ良いのですが、

これが仕事の話などになると、

「話の粒」がかみ合わないことに大きなストレスを感じます。


私の場合、レッドの傾向も強いので、

当初の会話の目的から大きく話が逸れていくと、

更にストレスを感じます。


相手に興味を持つ

イエローの人は、ネットサーフィンのように会話します。


サイトを読んでいるうちに気になったキーワードをダブルクリックし、

他のサイトに飛ぶような感覚です。


一方、ブルーの人は一つの文書を読むように会話します。


それぞれに強みがあります。


話が「飛ぶ」のが苦手なブルーの人は多いですが、

それは話の道筋が見えなくなるからです。


イエローの話を追おうとすると

「迷子」になってしまうのが不安なのはよくわかります。


しかし、だからと言ってブルーの人が

「今この話をしているのに」とか「これに話を戻そうよ」と

自分の「話の粒」や「概念」をイエローの人に押しつけようとすると、

イエローの人を大変話しづらくさせてしまいます。


ではブルーがイエローと上手く会話するにはどうしたら良いでしょうか?


私は「相手に興味を持つ」ことが鍵なのではないかと思っています。

ただ興味を持つのではなく「深く興味を持って分析する」というところまでやってみる。


ブルーは分析が得意です。

なので、無理にイエローの話が「飛ぶ」ことに付き合おうとせず、

「ああ、今度はそう来たか。その話はどこからどこに繋がるのかな?」

「おお、それは面白い発想。次はどうなるのかな?」

と考えながら聞くと落ち着けます。


そして、興味がわいたら、

「それはどういうこと?」「どうして?」など、

純粋な好奇心から質問してみるといいと思います。

きっと会話が盛り上がります。


問題はイエローの人の話が止まらなくなってしまうこと。

そんなときは

「○さんはこういうことを言いたいんだね」「つまりこういうことなのかな?」

と要約して伝えてみて下さい。


「話ながら考える」イエローの人は、自分が直感で話したことを

整理・要約してもらえると感謝してくれることも多いのです。


お互い強みが保管し合える相手同士、良い会話を作り出したいですね。

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