セルフィッシュは「わがまま」ではない
こんにちは。スパークラボの津田友恵です。
「selfish(セルフィッシュ)」と聞くとどう感じますか?
日本語にすると自分本位、わがまま…などの意味があります。
私はどちらかというと、自分勝手なイメージで、
「あなたはセルフィッシュね」と言われたなら
悪口と感じると思います。
しかし、今日は“自分本位”の重要性を説く、
トマス・J・レナード氏の著書の
「本当の自分」を出さなければ、人を惹きつけることはできない。
トマス・J・レナード氏は、パーソナルコーチの父とも呼ばれ、
コーチング業界の第一人者として精力的に活動してきたコーチです。
私の古巣のコーチ・エィとも深いつながりがあります。
彼は著書の中でこう言います。
「今の時代、セルフィッシュになることは悪いことではないと心得る」と。
人が創造性を発揮して、自分なりの長所を活かしていくためには、
セルフィッシュが必要で、周りではなく、
自分の心が「これだ!」というものに精一杯向き合うことが重要です。
そのためには、誰かからの期待ではなく、
自分の本当の心の声を聞くことが大切になります。
誰かからの期待に応えてきた自分をしっかり認める
先日、ルミナスパークを使ったワークショップを行いました。
自分の強みや本来は持っているのに活かせていない強み等を知り、
大変盛り上がった参加者たち。
そんな参加者のお一人に浮かない顔の女性がいました。
私は気になって声を掛けました。
するとこう話し始めました。
「私は、本来持っている強みと
日常の仕事で活かしているときの自分の強みの結果が全然違うのです。
このことは自分ではよくわかっています。
学生時代から自分にないものも克服して
頑張ることをよしとしてきたので、
正にこれが私だなと思います。
自分らしさとは何かまだ釈然としません。」
とおっしゃいました。
ルミナスパークは決して評価するものではありません。
本来持っている強みを仕事上も、
ストレスがかかったときも発揮されているのもその人の魅力だし、
本来持っているものではなく、
違った強みを頑張って身に着けて発揮しているのも
その人の持ち味であり魅力なのです。
参加者の方はこうおっしゃいました。
「今までできないことをできるようにするという考え方でやってきたので、
本来の自分らしさに目を向けてみたいです。
ただ期待に応え続けてきたので、
本来の自分が何を望んでいるのかわからなくなっているかもしれません。」
セルフィッシュになることを毎日実行する
周囲の期待に応えたり、
自分の役割を理解してそうふるまったりすることは
社会で求められます。
ただそればかりに意識が向くと
あなた本来の才能の発揮のチャンスを逃しているかもしれません。
ここまで読まれて
「自分は本来の自分らしさを大切にできているのだろうか」
と思った方にはヒントとなる書籍だと思います。
この本には人生を豊かにする28のステップと詳細が書かれていますが、
簡単に意識できる3つだけご紹介します。
- 自分の望みを自覚して、きちんと口にだす
自分がどんな人間で、何を求めているかを伝えることは相手を安心させます。
自分が欲しいものをはっきり言える人は魅力的で、
それが手に入る確率はぐっと上がります。 - セルフィッシュになることを否定する人とは距離を置く
あなたのエネルギーを吸い取る人物だと思って注意したほうがよさそうです。 - セルフィッシュになれば、才能を伸ばすスペースが生まれる
「やっぱりセルフィッシュって自分勝手でよくないことのような気がする」ととらえている人は自分の才能のためにセルフィッシュになると考えてみましょう。自分を大切に扱うことで自分を活かす。あなたの才能が開花すれば結果的にあなたも周囲もその恩恵を受けることになります。
いかがでしたでしょうか。
もうすぐGW。ご自身との対話のヒントになればと思います。
参考書籍:selfish 真の「自分本位」を知れば、人生のあらゆる成功が手に入る
トマス・J・レナード 祥伝社
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