最優先事項を優先できないとき

こんにちは。

Spark Lab(スパークラボ)の清川 絹です。


突然ですが、急ぎの仕事がない時や

やらなきゃいけないことがあるのに、

どうにもスイッチが入らない時、

自分をどうコントロールしていますか?


今日は、「重要x緊急でない」領域の取り組みが

自分らしい資質に邪魔されるお話を書いてみます。


第三の習慣『最優先事項を優先する』

「7つの習慣」は既にご存じの方も多いと思います。

この中の、第三の習慣『最優先事項を優先する』

が、私はとても苦手です。


重要度と緊急度を2軸にしたマトリクスで

「重要x緊急でない」第II領域が

成長のカギを握るという考え方です。

https://www.franklincovey.co.jp/blog/archives/3766#3


タスクや時間に管理される状態から抜け出し、

自分の果たすべき役割と、その目標に応じ、

主体的に、本当に大切なことに時間を使うことが、

成長していく上で大切だと書かれています。


『最優先事項を優先』・・・できない

さて、私も「最優先事項」に取り組むべく、

時間を取るようにしています。


でも、未来のための「創造的な思考」という領域で

「終わりを描いてから始めよう(第二の習慣)」とすると、

まったくうまくいきません。


というのは、未来の自分に役立ちそうなこと、と考え始めると、

「学習欲」という資質がムクムクと元気になり、

いろいろな誘惑をしてくるのです。


必要な資料を作るために、情報検索をしていたのに、

気づいたら、新しく学びたいことを見つけて

申込みそうになっていたり、


参考になりそうなものが、あれもこれもと見つかり、

収拾がつかなくなったりと、とどまるところを知りません。


「学習欲」が暴走した結果、

当初の目標からズレたことをやっている自分を発見する

というのが、残念ながら、いつものパターンです。


いつもは使える資質が使えなくなる

こういうとき、いつもは使えている

「実践的思考」が全く役に立ちません。


複数のプロジェクトを担当していると、

仕事の山場が複数重なってしまうことはよくあります。


タスクを時間内に収めるための時間管理は、

終わると思えないタスクが次々やってきても、

「完了する」というゴールに向けて、

まっすぐに走り切れるのですが、


「未来に向けた創造的思考」という、

好奇心と学習欲が、この上なく刺激される文脈では

私の中の効率的に物事をこなし、完了する機能が、

まったく作動しなくなるのです。


さっきまで使えていたカーナビが

いきなり使えなくなってしまったかのように、

どちらに進んだらいいのか、

どのくらいのスピードで進めばいいのか、

全くわからなくなってしまいます。


客観視を助けてくれる「小人さん」を味方につける

救いなのは、客観的な見方をしている

「小人さん」のような存在が私の中に同居していることです。


「あーあ、また始まったよ」

「完全に暴走してるね」

「時間があっという間に飛ぶのも知らないで」


暴走していることに気づき、そんな風につぶやいてくれるので、

ちょっとストップして、軌道修正することが、

割と早い段階でできるようになりました。


自分をきちんと客観視することで、

理想の自分ではいられないことを受け入れ、

実物大の自分は、何ならできるのかを

考える習慣がついたのは、

多少なりとも成長したのかなと思っています。


今は一旦、あるべき論を手放して、

自分に合ったスタイルを模索し続けているところです。


あなたには、陥りがちなパターンはありますか?

どんな対策を持っていますか?

Spark Lab

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