努力で克服する!以外の選択肢

こんにちは。

Spark Lab(スパークラボ)の清川 絹です。


自己理解や自己認識といった言葉が

よく聞かれるようになり、

ルミナ・スパークのみならず、いろいろな診断が、

たくさんの企業で使われていますね。


ワークショップやコーチングセッションの運営をしていると、

自分の仕事に必要そうに見える資質があまり強くない場合に、

「どう克服したらいいですか?」と聞かれることがあります。


今日は、特定の資質が低いときの考え方について、

書いてみたいと思います。


「私は向いていない」「それ苦手」

苦手で自分に向いていないと感じることは

できるだけ遠ざけたいと思うのが、

共通の心情だと思います。


できないことをなくすとか

弱点を克服することを良しとする

考え方が文化的にあるためか、

頑張ったのにうまく行かなかった経験をすると、 

どうにか克服したい!と思う反面

なかなかハードルが高く感じます。


私自身、苦手要素を感じるものには

できるだけ近づかないようにしていきました。


ただ、仕事となると、逃げきれないこともありますよね。

そんなときに、ルミナ・スパークがヒントを与えてくれることがあります。


真正面から挑む以外の選択肢

コロナ禍になり、オンラインが主流になったのは、

私にとって大変ありがたいことでした。


ファシリテーターの役割をするときに、

物理的に「人前に立つ」必要がなくなったのです。


また、大勢が入っているミーティングでも、

ビデオ表示される人の人数を減らせば、

感覚的には「大勢の存在」を感じずにすみます。


よって「大勢の人の前に立つ」ことの

不安が半減するのです。


大勢の前が苦手なら1対1の感覚を作る、というのが、

私が取った方法ですが、


ルミナのクオリティで言い換えると、

社交的とか、主導力のクオリティは低いけれど

もともと持ち合わせている「親密」という

1対1とか、小さなグループで、心地よくいられるというクオリティを

引き出して使った、と言えます。


他のやり方を考えてみる

実は、コーチングセッションの中で、上の例と同じように、

〇〇はできないけれど、その目的は別の方法で達成できるかも!

と気づくクライアントさんが多くいます。


何かが苦手だと、「それを克服する方法は何だろう?」と

一生懸命学ぼう、努力せねば、と考えがちですが、


「どうやったら同じ結果を別の方法で生み出せるだろうか?」

という問いに置き換えてみると、

視野が変わる方も多いです。


ルミナ・スパークを見ていると、

いろいろな「仮説」を立てられます。


例1)みんなでワイワイ食事という場が苦手

社交的が低くて、目的意識が高い方であれば、

「ただの雑談が苦手」などとおっしゃる。

「何かテーマを持って、目の前の一人と話してみるのはできそうですか?」とか。


例2)思ったことが顔や口に出てしまう

タフが高く、受容力が低いため、

強い印象で伝わりがちだとしても

表現力が高い方であれば、

「相手が受け取りやすい表現を考えてみませんか?」とか。


「自分の中にない何か」を克服しようとする代わりに、

「自分の中にあるもの」を感じて、それを活かしてみる。


そんな思考錯誤ができるのも、

ルミナ・スパークの面白いところかなと思います。


あなたが課題に思っていることには、

どんな代替手段が考えられるでしょうか?

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