「心がザワザワ」するのは強みの違い
開催中のサッカーアジアカップで、
日本はベスト8となり、とても悔しい結果でした。
うちでは子供たちがスポーツをしているので、家族でスポーツ観戦を楽しむことがよくあります。アジアカップをテレビで見ていた際、優勝トロフィーが映し出されました。
その時、小学生の息子が「このトロフィーを遠藤主将が高く掲げるんだ!」と言ったのです。まだ予選リーグの段階でしたが、息子は日本代表の優勝と主将のトロフィー掲げる姿を想像し、興奮していました。
私は、試合ごとに勝ち進んでほしいという思いしか持っておらず、優勝のシーンにはあまり想いを巡らせていませんでした。息子が優勝のイメージを語ったことで、とても新鮮な気持ちになりました。
ビジョン重視か堅実か?
ルミナスパークのアスペクトには、「ビジョン重視」と「堅実」という二つの側面が存在しています。
「ビジョン重視」の特徴は、概念的なアプローチが得意であり、想像力に富み、革新的な考え方が強みです。前出の息子は「ビジョン重視」です。
一方で、「堅実」のアスペクトは、慎重さが基本となり、根拠を重視しながら実際に進めていくことが得意です。
先日、ある企業でルミナスパークを使ったチームビルディング研修を行いました。この企業でのルミナスパークを使った研修は初めてでしたが、導入にあたり、熱心に説得してくれた担当者が参加者としてきていました。
研修の中で彼女は、自身が会社に強い愛着を抱いている一方で、前例に縛られる風潮に問題意識を持ち、これまでの経験で新しいアイデアを提案するものの否定されたり、それを恐れて自分の思いを押し殺してきたことを話しました。彼女は「対立を避けるために、思いついたアイデアを言わないことも多いです」と言いました。
それを聞いた同僚は、「私は堅実さが強みなので、新しいアイデアに対しては本当に実現可能か不安になることがあります。しかし、ビジョン重視の人が新しいアイデアを持っていることは非常に貴重だと思います。自分自身はアイデアを出すことが得意ではありませんが、彼らの存在がチームにとって重要な役割を果たすと感じます」と話しました。
その一言で、場に一体感が生まれました。
相対する強みを持つ人といるとざわざわする?
「ビジョン重視」が強い人が自分を押し殺したように感じ、「堅実」の人が実現可能か不安になるように、自分の強みと相対する強みを持つ人といると、自分の価値観とぶつかり、違和感を感じることがあります。
ですが、それぞれが強みなのだと知識として理解していると、同僚との関係も、家族との関係にもうまく活かせることがあります。
相手に感じるざわざわの原因は、強みの違いではないですか?
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